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杉並区で動物病院を探すときに確かめたいこと

公開 2026年7月9日/更新 2026年9月28日 著者 動物病院ナビ編集部

杉並区で動物病院を探すときの手がかりになる情報を、杉並区、杉並区獣医師会と各施設の公式サイトで2026年9月28日に確かめてまとめました。区の窓口と制度、夜間の受診先、専門診療・二次診療の施設、施設によって違いがあった項目の順に並べています。同じ見出しの中では区内の施設を先に置いており、評価の順ではありません。

杉並区の窓口と制度

杉並区は、犬の登録や注射済票の交付の窓口として、杉並保健所1階の生活衛生課、区役所西棟10階の保健福祉部管理課地域福祉係、高井戸・高円寺・上井草・和泉の各保健センターを案内しています。手数料は、登録が3,000円、注射済票の交付が550円です[1]。マイクロチップを装着して環境大臣の指定登録機関に情報を登録している犬は、登録や変更、死亡の手続きを、区の窓口ではなく「犬と猫のマイクロチップ情報登録サイト」で行います[1]。

狂犬病予防注射は、杉並区獣医師会に所属する協力動物病院を会場とする「杉並区狂犬病予防定期集合注射」として、2026年度は4月1日から6月30日まで行われました。料金は注射料3,200円と注射済票550円の合計3,750円で、期間中は会場の動物病院で注射済票の交付や登録の手続きをその場で受けられます。期間外や協力病院以外でも接種はできますが、その場合は注射済票の同時交付はありません。問い合わせ先は杉並保健所生活衛生課です[2]。注射の時期を4月1日から6月30日までとする規定は、狂犬病予防法施行規則の改正により2027年3月2日から廃止され、通年で接種できるようになります[3]。

飼い方など適正飼養の相談先は、区部では各区の保健所とされています[4]。また区は、飼い主のいない猫を適正に管理する区民やグループを対象に、区が指定する動物病院で受ける不妊・去勢手術、耳カット、猫3種ワクチン接種、寄生虫駆除、マイクロチップの挿入などの費用を助成しています[5]。

夜間・休日に診てもらえる病院

以下は、2026年9月28日に各施設の公式サイトで確かめた内容です。

杉並動物夜間救急医療センター(杉並区松庵)

2026年5月1日から受付時間を20時から26時(翌2時)までに延ばしており、最終来院は26時30分、年中無休です。来院前の電話が必要で、電話での問い合わせがない場合は受け入れないとしています。診療対象は犬と猫で、夜間は超大型犬を受け入れていません[6]。所在地は、日中に診療している東京動物医療センターと同じ杉並区松庵2丁目です[7]。

深夜・早朝の支払いはクレジットカードで、身分証明書が必要です。夜間診療の割増は、通常の検査・処置費用の10%です。受診した翌日には、かかりつけの動物病院を受診するよう案内しています[6]。

グラース動物病院(杉並区荻窪)

通常の診療時間は9時から12時・16時から19時で、24時間365日の緊急診療体制を掲げています。時間外診療や夜間診療を希望する場合は、本院に電話するよう案内しています。近くには猫専用の「グラース猫の病院」もあります[8]。

日本動物医療センター(渋谷区本町)

区の東に隣接する渋谷区の病院で、救急を24時間365日受け付けています。来院前の電話を求めており、21時から翌9時までは外部の電話相談サービス(Anicli24)にもつながります[9]。

専門診療・二次診療の施設

受け付け方は施設によって異なります(2026年9月28日確認)。

日本獣医生命科学大学付属動物医療センター(武蔵野市境南町)

区の西に隣接する武蔵野市にある、大学付属の動物医療センターです。基本はかかりつけの動物病院からの紹介による予約ですが、紹介状がない場合も、飼い主が受付フォームから予約を申し込めます。CT・MRI・放射線治療の検査や人工透析は、飼い主から直接予約することはできません。診療時間は平日9時から16時、土曜9時から15時で、土曜は当面の間、CT・MRI・手術のみで外来診療は行っていません[10]。

TRVA動物医療センター(世田谷区深沢)

整形外科、軟部外科、皮膚科、呼吸器科の二次診療を、かかりつけ医からの紹介による完全予約制で行っています。飼い主が直接予約することはできません[11]。

東京大学附属動物医療センター(文京区弥生)

かかりつけの獣医師(ホームドクター)から紹介・予約を受けた動物を診療する体制で、紹介・予約のない場合は原則として診察を断るとしています。予約はホームドクターを通じて行います[12]。

病院を選ぶときに確かめたい項目

今回確かめた施設のあいだでは、次の項目に違いがありました。

  • 狂犬病予防注射を受ける病院:杉並区獣医師会の協力動物病院なら、集合注射の期間中に注射済票まで受け取れます。協力病院の一覧には、病院ごとの実施曜日・時間と予約の要否が載っています[2]。
  • 夜間の受付時間と条件:受付時間と最終来院の時刻、受け入れる犬の大きさを公式サイトに書いている施設があります[6]。
  • 夜間の料金と支払い方法:夜間診療の割増の割合を公開し、深夜・早朝はクレジットカードでの支払いと身分証明書を求める施設があります[6]。
  • 日中の治療の引き継ぎ:夜間救急の施設の中には、日中の治療を東京動物医療センターに引き継げる場合を、同センターがかかりつけの場合か、かかりつけ医がいない場合に限っているところがあります[6]。
  • 二次診療の申し込み方:かかりつけ医を通じた予約だけを受け付ける施設と、紹介状がなくても飼い主が申し込める施設があります[10][11][12]。

参考文献

  1. 杉並区「犬の登録と狂犬病予防注射」 原典を開く(2026年9月28日確認)
  2. 杉並区獣医師会「令和8年度 杉並区狂犬病予防定期集合注射のお知らせ」 原典を開く(2026年9月28日確認)
  3. 厚生労働省「狂犬病予防法施行規則の一部を改正する省令の公布について(公布通知)」感発0401第1号, 令和8年4月1日 原典を開く(2026年9月28日確認)
  4. 東京都保健医療局「業務案内|東京都動物愛護相談センター」 原典を開く(2026年9月28日確認)
  5. 杉並区「飼い主のいない猫を増やさない活動支援事業(不妊去勢手術の助成事業)」 原典を開く(2026年9月28日確認)
  6. イオンペット「杉並動物夜間救急医療センター」 原典を開く(2026年9月28日確認)
  7. イオンペット「東京動物医療センター/杉並動物夜間救急医療センター」 原典を開く(2026年9月28日確認)
  8. グラース動物病院 公式サイト 原典を開く(2026年9月28日確認)
  9. 日本動物医療センター「夜間・救急診療」 原典を開く(2026年9月28日確認)
  10. 日本獣医生命科学大学付属動物医療センター「受診の流れ(飼い主様)」 原典を開く(2026年9月28日確認)
  11. TRVA動物医療センター「二次診療(飼い主様向け)」 原典を開く(2026年9月28日確認)
  12. 東京大学大学院農学生命科学研究科附属動物医療センター「ご予約から診療の流れ」 原典を開く(2026年9月28日確認)