取材のご相談(病院の方へ)
グリーンパーク動物病院の相馬克範先生
インタビュー動物病院
武蔵野市・緑町の動物病院

地域に根ざし、動物と飼い主様に寄り添う診療を。グリーンパーク動物病院が大切にしていること

取材日: 2026年8月7日 / 取材・文: 動物病院ナビ編集部

グリーンパーク動物病院は、犬や猫をはじめ、うさぎなどの小動物にも対応する地域密着型の動物病院です。年中無休の診療体制を整え、日々さまざまな動物と飼い主様の健康を支えています。

今回お話を伺ったのは、開業したご両親の後を継ぎ、常勤獣医師として診療にあたる相馬克範先生。病院を受け継いだ経緯や診療に対する考え方、動物病院を受診するタイミング、飼い主様とのコミュニケーションについてお話しいただきました。

ご両親から受け継いだ病院で、地域の動物医療を支える

グリーンパーク動物病院の相馬克範先生
相馬克範先生
グリーンパーク動物病院 常勤獣医師

——グリーンパーク動物病院を現在の場所で診療されているのには、どのような経緯があったのでしょうか?

当院は私の両親が開業した動物病院で、現在の場所ももともと両親が所有していた土地です。私自身が新たに開業したというよりも、両親が築いてきた病院を受け継ぎ、診療を続けているという形になります。

——獣医師を目指したきっかけについても教えてください。

動物を亡くした経験がきっかけになったというわけではなく、自然な流れで獣医師を目指しました。農家の方が家業を継ぐように、私にとっても親の仕事を引き継ぐことが、ごく身近な選択肢だったのだと思います。

——年中無休で診療されているのは、どうしてですか?

父から聞いた話では、開業当初は日曜日などに休診日を設けていたそうです。ただ、入院している動物のお世話があるため、休診日も病院にいる必要がありました。それならば診療も行おうという考えから、現在の年中無休の体制につながったと聞いています。

私もよく「病気は週休二日制ではないですから」とお話ししています。動物の体調変化は曜日に関係なく起こります。そうしたときに診療できる環境を整えておくことが、地域の動物たちを支えるうえで大切だと考えています。

——どのような診療を行っている動物病院なのでしょうか?

当院は、犬や猫を中心に幅広い病気や健康上の問題に対応する総合診療の動物病院です。うさぎなどの診療にも対応しています。

地域の動物たちの身近な相談先として、日常的な体調不良から慢性疾患の管理まで、幅広いご相談をお受けしています。専門的な設備や高度な外科手術を必要とする場合には、症例に応じて適切な医療機関との連携も重要になると考えています。

グリーンパーク動物病院の外観
写真: 公式サイト

動物と飼い主様にとって、よりよい治療を考える

——診療方針について、特に大切にされていることはありますか?

父と私では、治療に対する考え方に少し違いがあるかもしれません。父は病気と徹底的に向き合い、治療を追求するタイプでした。

獣医師として、病気の進行を抑え、できるだけ長く生きられるようにするための治療を考えることは大切です。一方で、寿命を延ばすことと、その子が快適に生活できることは、必ずしも同じではありません。

私は、治療によって得られる時間だけでなく、その間をどのように過ごせるかという点も重視しています。飼い主様が何を大切にされているのか、動物自身にどのような負担があるのか。それぞれの価値観や状況を踏まえながら、その子に合った治療を一緒に考えていきたいと思っています。

——獣医療の進歩によって、診療の選択肢も変わってきていますか?

獣医療は大きく進歩していると感じます。

例えば、以前は猫伝染性腹膜炎(FIP)は治療が非常に難しい病気でしたが、現在では治療薬の選択肢が広がり、救命や回復を目指せるケースが増えています。また、画像診断技術の進歩によって、心臓病などを早期に発見し、適切な時期から治療や経過観察を始められるようになりました。

こうした進歩を日々の診療に生かしながら、動物たちがよりよい生活を送れるようにしていきたいですね。

グリーンパーク動物病院の相馬克範先生が話している様子
グリーンパーク動物病院 相馬克範先生

「この程度で受診してもいいのかな」と迷ったときこそ

——初めて動物病院を受診する方に、伝えたいことはありますか?

体調の変化があっても、受診を迷われる飼い主様は少なくありません。その結果、症状がかなり進んでから来院されることもあります。

症状が進行していると診断しやすい場合もありますが、その分、治療が難しくなることもあります。早い段階でご相談いただければ、状態を確認したうえで、必要な検査や治療を検討できます。

「この程度で動物病院に連れて行ってもいいのだろうか」と遠慮される必要はありません。早期に受診することで、病気の発見につながったり、治療の負担を軽減できたりする可能性があります。

結果として大きな問題がなかったとしても、それは安心につながる大切な情報です。受診したことを後悔するのではなく、「診てもらってよかった」と感じていただけたらと思います。

——健康診断は、どのようなタイミングで受けるとよいのでしょうか?

犬や猫については、定期的な健康診断をおすすめしています。元気に過ごしているときに健康状態を確認しておくことで、普段の状態を把握でき、将来の変化にも気づきやすくなります。

ただし、食欲が落ちている、吐いている、元気がないといった症状がある場合には、健康診断ではなく、症状に応じた診察を受けていただくことが大切です。

——うさぎや小鳥などの小動物についてはいかがですか?

動物の種類や性格に応じて考える必要があります。

小鳥は体が小さく、保定や検査そのものが負担になることがあります。そのため、健康診断の内容も、その子の状態や必要性を踏まえて慎重に検討します。

うさぎについては、性格や病院への移動によるストレスなどを考慮します。通院によって食欲が落ちてしまうほど神経質な子の場合には、受診による負担と診察の必要性を慎重に判断することが大切です。

一方で、うさぎには不正咬合など、口の中の異常が起こりやすいという特徴があります。健康状態に問題がないように見えても、一度は診察を受け、歯や口腔内の状態を確認しておくことをおすすめします。

——診察室では、普段と違う様子を見せる動物もいるそうですね。

ご自宅では足を引きずっていた犬が、病院に来ると普通に歩いていることがあります。飼い主様から「家では本当に足を引きずっていたんです」と説明されることもよくあります。

動物は環境や気分によって行動が変わるため、診察時に症状が見られないことも、診断のための情報になります。例えば、病院では普段どおりに歩けるのであれば、痛みの程度や症状が現れる状況を考える手がかりになります。

ご自宅での様子を動画や写真に残しておいていただくと、診察時に症状が確認できない場合でも、状態を把握するうえで役立ちます。普段と違う様子があれば、ぜひ記録しておいていただきたいですね。

グリーンパーク動物病院の院内
写真: 公式サイト

LINEで相談できる、受診への第一歩

——LINEでの相談にも対応されていると伺いました。

当院ではLINEでのお問い合わせも受け付けています。症状をお聞きして、受診が必要かどうかをある程度判断できる場合もあります。

ただし、文章や写真だけでは状態を十分に把握できないことも多いため、実際に診察して確認する必要がある場合には、ご来院を案内しています。

また、避妊手術の費用や対応できる動物の種類、ペットホテルの利用など、診療以外のお問い合わせにもご利用いただけます。以前には、チンチラやカブトムシについて相談を受けたこともあります。

——LINEを導入されたのは、どのような理由からですか?

電話の場合、応対している間はその場での対応が必要になります。一方、LINEであれば、飼い主様もご自身の都合に合わせてメッセージを送ることができ、病院側も診療の合間に内容を確認できます。

お仕事などで電話をかける時間を確保しにくい方にも利用していただきやすいと考え、導入しました。飼い主様が相談しやすい環境を整えることも、動物たちの健康を守るための大切な取り組みだと思っています。

グリーンパーク動物病院の相馬克範先生が笑顔で話している様子

先人たちの歩みを受け継ぎ、これからの動物医療へ

——獣医師は何名で診療されているのでしょうか?

現在、常勤の獣医師は私一人です。

両親が働いていた時代を見てきたからこそ、今の獣医療の労働環境は、先人たちの努力によって少しずつ改善されてきたものだと感じています。以前は、獣医師の労働条件も今とは大きく異なっていました。

もちろん、今も責任のある仕事であることに変わりはありません。ただ、現在の環境は、先人たちが積み重ねてきた努力の上に成り立っているのだと思います。そうした歴史も踏まえながら、日々の診療に向き合っています。

受診してよかった、と思える動物病院を目指して

——最後に、受診を迷われている飼い主様へメッセージをお願いします。

犬や猫をはじめ、動物たちは自分の体調を言葉で伝えることができません。そのため、飼い主様が異変に気づいたときには、すでに症状が進んでいることもあります。

反対に、心配して受診した結果、大きな問題が見つからないこともあります。そうしたときには、「受診する必要はなかった」と考えるのではなく、「大丈夫だと分かってよかった」と受け止めていただけたらと思います。

動物の様子がいつもと違う、少し気になることがある。そんなときにも、動物病院を受診する選択肢を持っていただきたいですね。

初めて受診される方は、問診や検査などで時間がかかることもあります。当院では、問診票を事前に入力していただくことで、来院後の手続きをスムーズに進められるようにしています。診療の状況や症状の緊急性によって所要時間は異なりますが、事前にご予約いただくことで、受診の予定も立てやすくなります。

動物の健康について気になることがあれば、どうぞ早めにご相談ください。地域の動物たちと飼い主様にとって、安心して頼れる身近な動物病院でありたいと考えています。

グリーンパーク動物病院

診療時間やアクセス、診療内容などの詳細については、公式サイトをご覧ください。

グリーンパーク動物病院

所在地〒180-0012 東京都武蔵野市緑町1-7-25 ハイツビガラス1F
電話0422-54-1122
診療対象犬・猫・ウサギ・ハムスター・ファンシーラット・モルモット・チンチラ・フェレット・デグー・小鳥(その他の小動物は事前にお問い合わせください)
診療時間9:00〜12:00/15:00〜20:00
休診日なし(年中無休)
ご予約午前・午後とも予約優先制
公式サイトgreenparkanimalhospital.com