夜間・休日の急病に備える — 元気なうちにやっておく3つの準備
動物の急な体調不良は、なぜか夜や休日に起こりがちです。かかりつけは閉まっている、どこに電話すればいいか分からない、検索しても情報がばらばら——そんな状態で慌てて調べるのは、飼い主さんにとって大きなストレスですし、対応の遅れにもつながりかねません。夜間・休日の備えは、うちの子が元気なうちにやっておくのがすべてです。この記事では、今日からできる3つの準備を紹介します。
- 呼吸が苦しそう(口を開けて呼吸している・舌や歯ぐきが白い/紫っぽい)
- けいれんが続いている、または繰り返している
- 大量に出血している、止まらない
- 誤食の心当たりがある(チョコレート、玉ねぎ、キシリトール入り食品、薬、ひも状のものなど)
- オス猫がトイレに何度も行くのに尿が出ていない
- ぐったりして呼びかけへの反応が鈍い
これらは「朝まで様子を見よう」と判断しないでください。夜間対応の病院にまず電話で状況を伝えることが先です。
準備1. かかりつけの「時間外の方針」を事前に聞いておく
まず確認したいのは、かかりつけの病院が夜間・休日にどう対応しているかです。自院で時間外の電話を受ける病院、地域の夜間救急を案内する病院、留守番電話で案内を流す病院など、方針はさまざまです。注意したいのは、夜間対応を「かかりつけの患者さん限定」としている病院もあること。初診の動物は夜間に受け入れていないケースがあるため、「うちの子はいざというとき、どこに連絡すればいいですか」と、健診やワクチンなどの受診のついでに聞いておくのが確実です。これから病院を探す方は、選ぶ段階で夜間の方針を確認しておくとよいでしょう(かかりつけ動物病院の選び方はこちら)。
準備2. 地域の夜間救急の連絡先を「見える場所」にメモしておく
かかりつけが時間外に対応していない場合に頼るのが、地域の夜間救急動物病院です。慌てているときにゼロから検索するのではなく、元気なうちに調べて、冷蔵庫に貼る・スマホの連絡先に登録しておくことをおすすめします。メモしておきたいのは、病院名・電話番号・受付時間・場所と所要時間・事前電話が必要かどうか。家族やペットシッターさんなど、自分以外の人が対応する可能性があるなら、その人にも共有しておくとより安心です。
準備3. 受診時に「持っていくもの・伝えること」をリスト化しておく
夜間の受診は、初めての病院で、限られた時間の中で状況を伝えることになります。次のリストをスマホのメモなどに用意しておくと、いざというとき落ち着いて動けます。
- 症状の動画: けいれんや震え、歩き方の異常などは、言葉より動画が正確に伝わります(犬の震えの見分け方はこちら)
- 誤食したものの現物やパッケージ: 何をどのくらい食べた可能性があるかが治療の判断材料になります
- いつから・どんな症状か、食欲・嘔吐・排泄の状況
- 持病・服用中の薬・過去の大きな病気
- キャリーバッグ・リード、飲んでいる薬、診察券や保険証券(あれば)
受診前には必ず電話を入れて、症状を伝えてから向かうのが基本です。病院側も受け入れ準備ができ、到着後の対応が早くなります。
- かかりつけの時間外対応の有無と条件(かかりつけ限定かどうか)を、元気なうちに聞いておく
- 地域の夜間救急の連絡先を、冷蔵庫やスマホなどすぐ見られる場所にメモしておく
- 症状の動画・誤食の現物やパッケージなど、持っていくもの・伝えることをリスト化しておく
- 呼吸困難・続くけいれん・大量出血・誤食・オス猫の排尿できない、は夜間でも迷わず連絡