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受診の目安

猫が吐いた…回数・吐いたものの色・元気さで見る受診の目安

2026-07-06 更新 / どうぶつ病院ナビ編集部

猫と暮らしていると、吐く場面には割と頻繁に出会います。毛玉を吐いた、食べてすぐ戻した、朝方に黄色い液を吐いた——「猫はよく吐く動物だから」と聞く一方で、本当に放っておいてよいのか不安になりますよね。大事なのは、吐いたという事実だけで判断せず、回数・吐いたものの中身・吐いた後の元気さの3点をセットで見ることです。この記事では、家で様子を見てよい嘔吐と、急いで病院に連絡すべき嘔吐の見分け方を整理します。

🚨 こんな嘔吐は、すぐ病院に連絡を
  • 1日に何度も繰り返し吐く、吐こうとしても何も出ない状態が続く
  • 吐いたものに血が混じる、赤黒い・コーヒーかすのような色をしている
  • 嘔吐に加えてぐったりしている・呼びかけへの反応が鈍い
  • 下痢や発熱を伴う、水も飲めない・飲んでもすぐ吐く
  • ひも・おもちゃ・薬・ユリなどの植物を誤食した心当たりがある
  • お腹を触ると嫌がる・痛がる、丸一日以上何も食べていない
🟢 様子見を検討してよいことが多い嘔吐
  • 毛玉や食べたばかりのフードを1回吐いただけで、その後は普段どおり
  • 吐いた後も食欲・元気・排泄がいつもどおりで、繰り返さない
  • 早食いの直後に未消化のフードを戻す、いつものパターンがある

ただし「様子見してよい」は「放っておいてよい」ではありません。週に何度も吐く、少しずつ痩せてきたなど、頻度が気になる場合は次の診察で必ず相談を。

「猫はよく吐く」を鵜呑みにしない — 回数と中身で考える

健康な猫でも、毛づくろいで飲み込んだ毛を吐き戻すことはあります。問題は、その嘔吐が単発なのか、繰り返しているのかです。短時間に何度も吐く、数日にわたって毎日吐くといった場合は、消化器の不調や異物、内臓の病気などさまざまな可能性があり、家庭で原因を絞り込むことはできません。また、吐いたものの色や中身は大事な手がかりです。透明な液や白い泡、黄色い液、未消化のフード、血の混じったもの——それぞれ背景が異なるため、可能なら吐いたものをスマホで撮影しておくと、診察の助けになります。特に血が混じる嘔吐や、何も口にしていないのに吐き続ける状態は、迷わず受診してください。

受診前に整理しておきたい3つのこと

1. いつ・何回吐いたか

「昨夜1回と今朝2回」「食後30分でほぼ毎回」など、時間と回数の情報は獣医師にとって重要です。記憶が曖昧になりやすいので、メモに残しておくのがおすすめです。

2. 吐いたものの中身と色

毛玉か、フードか、液体か。色は透明・白・黄色・茶色・赤のどれに近いか。片付ける前に写真を1枚撮っておくと、言葉で説明するより正確に伝わります。

3. 食欲・排泄・誤食の心当たり

ごはんと水はとれているか、便や尿はいつもどおりか。おもちゃの部品やひも、人の食べ物、観葉植物をかじった可能性はないか。猫の場合、トイレの様子の変化も併せて伝えると診察がスムーズです(トイレに何度も行くのに尿が出ていない場合は別の緊急事態の可能性があります。猫が何度もトイレに行くときの受診目安はこちら)。

迷ったら「電話で相談」でいい

「吐いただけで病院に電話するのは大げさかな」とためらう必要はありません。受診すべきかどうかの判断も含めて、まずはかかりつけの動物病院に電話で状況を伝えてみてください。夜間に繰り返し吐いている場合は、地域の夜間救急の連絡先を確認しておくと安心です(夜間・休日の急病への備え方はこちら)。

📝 この記事のまとめ
  • 吐いた事実だけでなく、回数・吐いたものの中身・吐いた後の元気さの3点で判断する
  • 繰り返す嘔吐、血が混じる、ぐったりしている、誤食の心当たりがある場合はすぐ病院へ連絡
  • 吐いたものの写真と時間・回数のメモがあると診察が早い。迷ったら電話相談でよい
本記事は一般的な情報の提供を目的としたもので、個別の診断・治療の代替ではありません。症状の判断は動物の状態によって異なります。心配な場合は、必ずかかりつけの動物病院・獣医師にご相談ください。
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